遠東石塚グリーンペット株式会社

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TECHNOLOGY

私たちの技術力

安心・安全な品質を追求し、かたちにする。

使用済みのペットボトルを市場から回収し、我々の生活に身近なものへとリサイクルします。

リサイクルの工程

リサイクルペットレジンの製造プロセスは、大きく2つの工程に分けられます。1つは、回収されたペットボトルから、ラベルやキャップといった異素材を除去した後に破砕し、フレークと呼ばれる材料をつくる工程です。もう1つは、ペットボトルの原料となるレジンをつくる工程。フレークを溶かして形状を整えた後、窒素を充填した反応塔に入れて長時間置くことで、ペットの内部に入り込んでいた有害な化学物質を蒸発させて除染します。この2つの工程を通じて、リサイクルペットレジンはつくられます。

フレーク

当社の洗浄・破砕工程は、食品市場向けに設計されており、高純度のフレークを生産することができます。
投入した原料からペットボトル以外の物質を徹底的に選別・除去した後にアルカリ洗浄を行うことで、きれいなフレークに生まれ変わります。
また、食品市場のみならず、繊維をはじめさまざまな用途に使用可能。お客様のニーズや、あらゆるペット材の市場に対して、高品質なフレーク製品を提供します。

レジン

食品用途に適した再生ペットレジンは、「有害物質を含有していない」「材料特性が安定している」など、新しいペットレジンと同等の品質が要求されます。当社は世界最高クラスの除染を実現する技術・プロセスによって、極限まで有害物質※1を除去。かつ、高精度な測定が可能な機器を用いて、徹底的な品質管理を実施しています。
また、お客様が希望する材料特性に調整することも可能です。

※1 当社では製品に有害物質が含有しないことを証明するために、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)を用いて社内検査規定に基づき検査を行っています。

R-PET事業を共創する

原料ベールを供給いただけるサプライヤー様、製品を購入いただける企業様をパートナーとして募集しています。
製品購入についてや、原料供給については下記コンタクトフォームから原料調達部・販売部にお問い合わせください。

国内初メカニカルリサイクル「Bottle to Bottle」一貫製造プロセス

使用済みペットボトルを回収、フレーク化し、レジンにする。この一連のプロセスは、当社が初めて国内で確立したものです。
高品質なリサイクルペットレジンの製造には良い原料を確保し、きちんとすべてのプロセスを管理することが必要だと考えています。
また、冬は加熱に耐えるペットボトルが増えるように、季節によって使用済みペットボトルの種類は異なります。
こうした点にも対応して、リサイクルのプロセスを最適化するのも、私たちの技術力です。

ベール
洗浄・破砕工程
再生フレーク(半製品)
押出・固相重縮合工程
再生レジン

FIGP製品(再生ペットレジン)の食品安全保証について

近年、食品の安全に対する意識は、日本はもとより世界中で高まっています。
飲料用ペットボトルに安心して口をつけられる品質を保つことが食品の安全を支える第一歩だと、私たちは信じています。

01厳しい除染要求基準をクリア

日本の飲料メーカーからの除染要求基準は、諸外国における公的認証機関であるFDAやEFSA などの要求基準を上回っているのが一般的です。
最新鋭の設備による当社の汚染除去処理は、飲料メーカーの要求よりも高い水準であることが証明されています。
バージン材にも匹敵しうる安全性の高い再生レジンを製造することで、日々の安心に貢献します。
詳しくはコチラ

02厚生労働省策定「ガイドライン」の遵守

当社が原料として調達する再生用ペットボトルは、厚生労働省の策定による「再生プラスチック材料の使用に関するガイドライン」※1に遵守した「クラス1品」(企業で生産されたプラスチック容器包装で、市場に出ておらず、製品の製造工程から回収された端材等)、「クラス2品」(市場に出た後、法規制に則り分別回収された容器)のみを使用しています。
※1 日本国内における容器包装内の汚染物質の含有規制値は、厚生労働省策定による「食品用器具及び容器包装における再生プラスチック材料の使用に関する指針(ガイドライン)」において、米国FDA基準と同じになっています。

03汚染リスクが少ない原料を使用

当社が原料としているものは、厚生労働省の策定による「再生プラスチック材料の使用に関するガイドライン」で定めた食品用途に合致しており、お客様に安心して使用いただける再生ペットレジンを提供できると考えております。